何代も続くAttarの蒸留家は、
「本物のAttarは魂に語りかける」と伝えています。
香りを保持する力が強いサンダルウッド精油がベースになっているため、ほんの一滴つけるだけでも、長く美しい香りが続きます。
ヨーロッパの有名香水ブランドでも純粋なAttarは貴重な香料として評価されています。
Attarはどこで作られているの?
「インドの香りの首都」として世界的に知られているウッタルプラデッシュ州にある都市Kannauj(カナウジ)で作られています。
ガンジス川のほとりにある豊かで肥沃な土地ではローズやジャスミンなどの香りのよい植物が育ち、古くから香水作りが盛んでした。
また、この土地に首都を置いたムガール帝国の皇帝たちがAttarの香りを大変気に入ったことから、庶民に至るまで広く流行したと言われています。
KIRANAHのAttar(アッター)は
ベースとなるサンダルウッドはインド産のものが最も品質が高いと評されてきましたが、伐採による減少が著しく、政府により伐採と輸出が制限されたことで価格が高騰しました。
そのため、生産者の中にはベースをパラフィンや石油系のものに切り替えているところも多いと聞きます。
KIRANAHでは、持続可能な方法で収穫されたものを使用する生産者と共に、古来からのAttartが持つパワーと美しさを皆さまに繋いでいきたいと思っています。芸術品として一滴一滴を大事にお使いくださると幸いです。
また、純粋なAttarは劣化しづらく精油に比べて長い期間(5年~10年)、品質を保てると言われていますが、より鮮度を保てる量を生産者から直接仕入れています。花々の香りとサンダルウッドの香りが調和した奥深い伝統の香りをお楽しみください。
揮発性が低い「ベースノート」であるサンダルウッド精油は、Attar蒸留においては「香りのベース/固定剤」として使われます。
繊細な花や植物の香りのバランスを整え、それらの香りが真に表現されるようにする「器」となります。
花などの芳香成分を吸収する力に優れ、
ワインのように年月が経つにつれ香りが熟成していきます。
サンダルウッドは、何千年もの間、寺院の建材・宗教儀式などに使われてきました。クラウンチャクラとベースチャクラを結びつけ、心をとても落ち着かせてくれます。
自分自身の神聖な部分に触れたい時におすすめの香りです。
思考を鎮め意識を「今」に留めてくれるので瞑想時に古くから用いられています。
木の中心部(心材)から抽出されることと関連して、自分の中心軸を大切にする生き方へといざなってくれると言われています。
「バラの女王」ダマスク・ローズとサンダルウッドの重なりがとても奥深い香りです。
1kgのローズアッターを作るために何トンもの膨大なバラの花が使われています。
ダマスクローズは、心を癒し魂を元気づけると言われています。肉体的にも感情的にも緩め、喜びの感覚をもたらします。受容と自他への深い愛を高めてくれます。
学名:Rosa Damascena(バラ科)
チャンパカは富と繁栄の女神ラクシュミの化身とされ、甘美な香りは気持ちを高揚させます。
リラックスし愛と幸福を感じやすくさせてくれます。明るい方向に視点を切替えるサポートとなります。
学名:Michelia champaca (モクレン科)
ミッティアッターは、乾いた大地に降る初めてのモンスーンの雨、その祝福の雨の香りを土を蒸留することで取り出したものです。
水と大地のエネルギーが溶け込んでおり、地球とのつながりを取り戻してくれます。生命力が蘇り人を育てる香りとも言われています。インドの人々が昔から大切にしてきた伝統の香りです。
掘った土を素焼きのカップのように焼き、それを蒸留窯にいれて蒸留します。
その工程は非常に興味深いものがあります。
学名はありませんが、Baked Earth(焼いた土)が原料と表示されます。
甘く華やかな香りは、人生は喜びであることを伝えてくれます。自信を高め、個性を引き出してくれます。
男性にも女性にも愛される香りで、ストレスを和らげ、心と体も同時にリラックスさせてくれます。
ジャスミンの中でも高級香水の原料にされる「ジャスミン・グランディフローラム」を使用しています。ジャスミンは花びらが繊細なため、一般的に溶剤抽出法がとられます。
水蒸気蒸留法によるこのAttarはその意味でも希少です。
学名:Jasminum grandiflorum(モクセイ科)
純粋さの象徴とされるロータス(蓮)の花をサンダルウッド精油をベースにして水蒸気蒸留し、両方の香りが美しく融合した奥深い香りです。精神を落ち着かせ、献身の気持ちを高め、ストレスや不安を軽減します。また、肉体、感情、精神、霊体のエネルギーを循環させ、刺激します。
神話では、水が濁っていればいるほど、より美しい蓮の花が現れると言われています。困難な状況における清らかさや純粋な精神性、そして困難の先に訪れる希望を象徴しています。
たとえ今が人生の泥水の中にいると感じていても、そこに花を咲かせる機会を得ることができることを思い出させてくれるでしょう。
学名:Nelumbo nucifera(ハス科)
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官能的なチュベローズ(月下香)の花をサンダルウッド精油をベースにして水蒸気蒸留し、両方の香りが美しく融合した奥深い香りです。夜に開く珍しい花の一つであることから、ヒンディー語のRajnigandhaは「夜の香り」を意味します。非常に高貴で希少な花で、香水の調香に重用されます。「官能、女性性、リラックス、虚脱感からの開放」というメッセージを持っています。
私たちの身体を力強い官能へと導き、同時にクラウンチャクラを強力に開く花のひとつでもあります。天に向かってまっすぐに伸び、天と地の架け橋となるエネルギーをもつとも言われています。
学名: Polianthes tuberosa(リョウゼツラン科)
ヘナアターについて
ヘナの「花」をサンダルウッド精油をベースにして水蒸気蒸留し、両方の香りが美しく融合した奥深い香りです。
ヘナはインドでは宗教儀式や祈りの時に、大いなるものとの繋がりを深めるために使われてきました。精神を活性化し明晰にすると共にリラックスさせ、サードアイを刺激すると言われています。
このアターは、繊細さと力強さ、深みと存在感を同時に備えています。心身を暖めるといわれています。
学名:Lawsonia inermis(ミソハギ科)
おすすめの使い方
Yoga・瞑想・調香・アロマセラピー・芳香浴
気持ちを穏やかにしてリラックスしたい時、花々の明るい香りで気持ちを元気にしたい時、
精油と同じようにどんなシーンにもお使いいただけます。
※お肌につける時は植物オイルで希釈するのをお勧めします。
オーラトリートメントもおすすめです。少し植物油で希釈し1、2滴を手の平にのせ両手でこすり合わせます。エネルギー体をイメージしながら、体の周りにオイルをぬります。(肌にはつけません)
1滴でも香りは長く続きます。トップに香るフローラルの香りがサンダルウッドの香りと融合し、どのように変化していくかもお楽しみください。
使用上のご注意
・子供の手の届かない冷暗所に保管してください。
・本品は化粧品、医薬品、医薬部外品ではありません。
・火気に十分ご注意下さい。
・のみもの、たべものではありません。
・インドでは伝統的にアッターは希釈せずに肌につけ香りを楽しみますが、お肌への塗布はご自身の自己責任でお願いします。お肌が敏感な方は植物油で希釈してお使いください。
・万一、目に入った場合は大量の水で洗い流してください。
アターの作り方
ワイルド(野生)ベチバーの収穫
約 400 年前に確立された水蒸気蒸留法がいまでも変わらず続けられています。銅製の蒸留器を、木や牛糞をくべた火で熱するという職人技が特徴で、ゲージやメーター、電力は使用せずに低温低圧でゆっくりと作られています。